「新東京水上警察」第10話の感想|風と真相が一気に迫ってくる感じがヤバい【ネタバレなし】

本ページはプロモーションが含まれています

本日予約開始のコミック本を楽天ブックスでチェック
90日以内に発売予定の最新コミック本をAmazonでチェック

『海雪』の船内で見つかった死体。その場面の静けさが逆に怖かった

青海埠頭公園に展示されてる南極観測船『海雪』、あの鉄の匂いがしそうな空気がじわ~って漂ってて、第10話の始まりからめちゃ雰囲気ある。
そこで福本宗介の遺体が見つかったってだけで背筋が冷えたくらいなのに、碇拓真(佐藤隆太さん)が黒木謙一(柿澤勇人さん)に繋がりを感じた瞬間、物語が急に色づく感じするんだよね。
湾岸ウォリアーズ初代総長だった黒木が今は社長で、その派遣先に三上慎吾(松本怜生さん)の名前があるとか…繋がりすぎてて逆に不気味。うっすら察するあの感じ、見た人ならわかるやつ。

台風接近の緊迫感、画面越しでも肌に刺さる

首都圏に大型台風が迫ってるってニュースが流れるたび、時計の音が聞こえそうな焦り。災害対策本部が立ち上がる前に事件解決を急ぐ水上署。
なんか、雨の匂いがしそうなほど空気が重い。
急がないと時間切れになっちゃうっていう背景だけでドキドキするのに、そこに事件が絡むともう息つく間ない。
あの日の風の強さ、脳にずっと残ってる感じする。

それぞれが追う真実。誰がどこまで知っていたのか

細野由起子(山口紗弥加さん)たちは『海雪』関係者を洗って、日下部峻(加藤シゲアキさん)は三上を呼び出して事情聴取。
そして三上は恋人・峰岸華絵(花柳のぞみさん)に付き添われて来る…。この並び、ほんとひとつの点が少しずつ線になっていくのが見てて気持ちいい。
しかも黒木と大沢俊夫(小林隆さん)が料亭で会ってた相手の中に港湾局の人間までいるって判明した瞬間、視界が一段階くっきりするんだよね。
言えないけど、あの後に流れる沈黙の意味。知ってると背中ゾワっとする。

語れないけど語りたい。見た人だけの“あの空気”

あのシーン、まじで心臓止まるかと思った。
まさか、そう来るなんて…って息がゆっくり詰まるやつ。
ひとりで見てても思わず立ち上がりそうになる瞬間あったし、誰かと一緒に「今の見た?」って目を合わせたくなる。
水面が揺れる描写みたいに、真相も静かに波打ってて触れたら崩れそうなのがたまらない。
目の前の事実と裏側の匂い、そのギャップに吸い込まれるような回だった。