兄弟で敵討ちを考えてる時点で胸ざわざわしてたのに、そこへ信長の圧と戦の気配が一気に押し寄せてきて、心が落ち着く暇なかった。
小一郎(仲野太賀さん)の優しさと迷いがずっと前に出てるから、決断の場面が来るたびに呼吸浅くなる。
藤吉郎(池松壮亮さん)の勢いと、直の言葉の強さが交差して、感情が行ったり来たりする第3話だった。
清須で分かれる道と、それぞれの立ち位置
故郷を離れて清須に来た時点で、もう戻れない感じがして空気が変わる。
直(白石聖さん)が浅野長勝の屋敷で寧々の侍女になる流れ、静かだけど人生の分岐点って分かる重さがあった。
同じ場所に来たのに、兄弟と直で進む道が少しずつズレていくのが目に見えて切ない。
清須の城下町の賑やかさと、3人の表情の緊張感の差が、これからの荒れ具合を先に教えてくる感じだった。
父の敵討ちという重すぎる動機
藤吉郎(池松壮亮さん)が父の無念を語って、城戸小左衛門への敵討ちを持ちかける場面、声のトーンが低くて本気度が伝わる。
首を横取りされたって話、理不尽すぎて聞いてるだけで腹の奥が重くなる。
横暴な城戸の姿もあって、「戦のどさくさでやるしかない」って発想に行き着くのが怖いけど分からなくもない。
小一郎(仲野太賀さん)が迷いながらも兄の話を聞いてる表情が、もう答え出せない人の顔で見ててつらかった。
草履の場面で一気に張りつめる空気
清須城で草履を見つけた瞬間、画面の温度が一段下がった感じがした。
それが信長(小栗旬さん)のものだと分かった瞬間の緊張感、音まで止まったみたいで手に汗出る。
とっさに「雨が降る」って言い訳する小一郎(仲野太賀さん)の必死さ、百姓の経験がここで出てくるのが切実すぎる。
信長の無言の圧と、兄弟の小ささの対比がはっきりして、身分の差が一瞬で突きつけられる場面だった。
和睦発言で踏み越える信長の逆鱗
出陣を勧めに来たはずなのに、「和睦で負けを避ける」って言ってしまう小一郎(仲野太賀さん)、気持ちは分かるのに場所が悪すぎる。
信長(小栗旬さん)が首をつかんで言い放つ言葉、冷静なのに怒りが芯まで届いてくる感じで震える。
「命を懸けて戦わねばならぬ時がある」って台詞、正論だけど残酷で、逃げ道を全部塞がれる感覚になる。
この一言で、小一郎の中の迷いが恐怖に変わったのが表情で分かって、見てる側も息詰まる。
直の一喝が心臓に直球で来る
侍を辞めて帰るって言う小一郎(仲野太賀さん)に対して、直(白石聖さん)が真正面からぶつかる場面、言葉が一切ブレない。
「下克上に魅せられたんじゃ」って指摘、痛いところ突きすぎて逃げ場なくなるやつ。
優しいだけじゃ守れないって分かってる人の言い方で、厳しいのにちゃんと背中押してるのが伝わる。
直の言葉で小一郎の目の色が変わる瞬間、決意が生まれる音が聞こえた気がした。
出陣の号令と兄弟の再合流が熱い
松平元康(松下洸平さん)が兵糧入れたって報せが入って、信長(小栗旬さん)が静かに「出陣じゃ」と言う場面、逆に迫力すごい。
ざわつく城内と、淡々と準備が進む感じの対比が、もう引き返せない段階に来たって分かる。
そこに甲冑姿の小一郎(仲野太賀さん)が現れて、藤吉郎(池松壮亮さん)の前に立つの、言葉なくても全部伝わる。
かつて渡した刀を身に着けてるのが分かる瞬間、兄弟の絆が静かに燃え直した感じで胸が熱くなった。
まとめ
第3話は、戦に向かう覚悟と、逃げたい気持ちの間で揺れる小一郎(仲野太賀さん)の心がずっと中心にあった回だった。
藤吉郎(池松壮亮さん)の勢い、信長(小栗旬さん)の覚悟、直(白石聖さん)の真っ直ぐな言葉が全部ぶつかって、簡単に答え出せない重さが残る。
草履の逸話をこんな形で入れてくるのも意外で、歴史の有名シーンにちゃんと感情を乗せてくるのが強い。
出陣で終わるラスト、次の展開を待つより先に、今の余韻をしばらく抱えてたい気分になった。
(ゆめのん)

