第4回、戦の緊張感で肩がガチガチになるのに、最後のやり取りで一気に空気がゆるんで感情が迷子になった。
小一郎(仲野太賀さん)の一言が想像の斜め上すぎて、真面目な場面なのに口元が勝手にゆるむ。
重たい歴史の流れの中に、ちゃんと人の温度が入ってくるのがこの回の好きなところだった。
ついに出陣、善照寺砦の空気がピリピリ
信長(小栗旬さん)が出陣を決めて、善照寺砦に兵が集まる場面、画面の空気まで張りつめて見える。
小一郎(仲野太賀さん)と藤吉郎(池松壮亮さん)が前線基地に向かう背中も、どこか覚悟がにじんでて静かに熱い。
信長の檄が入った瞬間、場の温度が一段上がる感じがして、戦が始まるって実感が一気に来る。
ここまで積み上げてきた流れが、桶狭間に向かって一気に収束していくのが分かって息を止めた。
奇跡の勝利のあとに来る、どっと疲れた顔
桶狭間の戦いで勝って、清洲へ戻ってくる小一郎と藤吉郎の顔が、興奮と疲労でぐちゃっとしてるのがリアル。
喜びきれない感じが逆に本物っぽくて、「生きて帰ってきた」って重さがちゃんと残ってる。
池松壮亮さんの藤吉郎が、笑ってるのに目の奥が落ち着いてないのも印象に残った。
勝ったのに終わってない、ここからが本番って空気がひしひし伝わってきた。
出世の場面でまさかの返事が飛び出す
首実検のあと、信長(小栗旬さん)が藤吉郎に出世と新しい名を与える場面は、素直におおってなる。
続いて小一郎に「近習としてそばに仕えよ」って言う流れで、完全に流れに乗ると思ったところでの「荷が重すぎまする」。
ここで一瞬、場の空気が止まる感じがあって、仲野太賀さんの間の取り方が絶妙。
しかも理由を丁寧に話してからの、「兄と一緒に仕えたい」って持っていき方が、断ってるのに誠実で不思議な説得力。
肩書よりも銭、そして草履の贈り物
さらに「その代わり…銭を頂きとう存じます」って続くの、図太いのにどこか可愛げがあって憎めない。
信長(小栗旬さん)が呆れつつ笑うのも分かるし、結局許しちゃうのも納得の空気。
草履を片方ずつ藤吉郎と小一郎に渡す場面、主従というより仲間みたいな温度があってちょっと胸が熱くなる。
出世よりも今の関係を選ぶ小一郎(仲野太賀さん)の姿勢が、この先の物語を支える軸になる感じがした。
まとめ
第4回は、桶狭間の大きな出来事のあとに、小一郎(仲野太賀さん)の人となりがぐっと前に出てくる回だった。
信長(小栗旬さん)に気に入られてるのが分かるからこそ、あの返事が余計に効いてくる。
藤吉郎(池松壮亮さん)との兄弟の距離感も変わらずあたたかくて、戦の中でも失われない関係が見えて安心した。
重さと軽さのバランスがちょうどよくて、見終わったあとに妙に余韻が残る回だった。

