戦が動く回だと思っていたら、気持ちまで大きく揺さぶられる回だった。第5話、静かに始まるのに、見終わったあとに残る余韻が強すぎる。画面を閉じた瞬間、しばらくぼーっとしてしまったほど。
御前試合の空気が、ただ事じゃない
小牧山城に集まる視線、その中心に立つ信長(小栗旬さん)。場の空気を一瞬で支配する感じが本当に怖い。御前試合って聞くと華やかな印象があるのに、実際はピリピリしていて、息をするのも慎重になるような緊張感。
ここで小一郎(仲野太賀さん)が見せる表情が忘れられない。表では軽やか、でも目の奥が全然笑っていない。そのギャップに一瞬ドキッとしてしまった。あの一瞬の間、完全に持っていかれた感じ。
ライバル同士の火花が静かに燃える
藤吉郎(池松壮亮さん)と前田利家(大東駿介さん)。言葉にしなくても伝わってくる対抗心がすごい。直接ぶつかっていないのに、空気がバチバチしてるのが分かるのが逆に怖い。
特に、ちょっとした視線のやり取りとか、立ち位置の違いとか。そういう細かいところで関係性を見せてくるのがうますぎる。まさかここで、あんな形で印象がひっくり返されるとは思わなかった。
鵜沼城のくだりが心に刺さる
調略って聞くと、頭を使う駆け引きの話になりがちだけど、この回はそれだけじゃ終わらない。大沢次郎左衛門(松尾諭さん)が出てきた瞬間から、空気が少し変わるのが分かる。
強いとか弱いとかじゃなくて、「譲れないもの」を持っている人の重さが伝わってきて、胸がぎゅっとなる。説得する側もされる側も、それぞれの覚悟がぶつかる感じで、あの場面の衝撃は忘れられない。
笑ってたはずなのに、気づいたら真顔
序盤は軽やかなやり取りも多くて、ちょっと笑って見ていたはずなのに、後半になるにつれて表情が消えていくのが自分でも分かる。感情の落差が激しすぎる。
そして最後の数分。まさかあの人物が、あんな立ち位置で描かれるとは…。詳しくは言えないけど、見た人なら「あそこ」としか言えない場面が確実に存在する。静かなのに、心臓に直接くる感じ。
第5話は、派手な出来事以上に、人の心の動きが深く刻まれる回だった。何気ない一言や沈黙が、あとからじわじわ効いてくるタイプ。思い出すたびに、少しだけ胸が苦しくなるのが不思議。

