第9話、医療ドラマとしての熱さもありつつ、ずっと引っかかっていた少女の出来事が動き始めて空気がかなり重くなった回だった。
田上湖音波(橋本環奈さん)のまっすぐな熱さと、周囲の医師たちの葛藤がぶつかる感じで見ていて胸が詰まる。
さらにラストでは気になる疑惑まで浮上。
「まだ何か隠されてるよね…?」って思わず画面を見直したくなる展開だった。
湖音波と“しんどい”が口癖の産婦人科医
今回の医療エピソードで印象に残ったのが産婦人科医の飯塚(葉山奨之さん)。
口癖は「しんどい」。
やる気がないようにも見える態度で、湖音波(橋本環奈さん)とは最初から少しピリついた空気になる。
きっかけは元ヤンの妊婦・瑠花(紺野彩夏さん)と夫・大祐(内藤秀一郎さん)の相談。
担当医の飯塚が頼りないと不安を打ち明けてくる。
湖音波は放っておけず、担当でもないのに動き回る。
その様子を見た飯塚がぽつりと一言。
「しんどくない?」
この言葉の意味、最初はやる気のなさに見えたけど、後で印象が大きく変わることになる。
母体と胎児、どちらも救う決断
状況が大きく動いたのは、瑠花が水頭症を発症したとき。
ここで飯塚(葉山奨之さん)の本気が見える。
脳神経外科と連携し、母体も胎児も救う同時手術を決断。
この場面、緊張感がかなり強い。
一時は危険な状態になりながらも、なんとか手術は成功する。
手術後、湖音波(橋本環奈さん)と飯塚が食堂で潮五郎(吉田鋼太郎さん)のどて煮定食を食べるシーン。
そこで飯塚が語る。
取り上げた胎児が亡くなる経験を何度もしていること。
そのたびに心が重くなって「しんどくなる」と。
この言葉を聞いたとき、印象が完全に変わった。
表に出さないだけで、内側には強い覚悟があった。
湖音波が追い続ける少女の出来事
もう一つ大きく動いたのが、少女・亜里沙(湯山新菜さん)の件。
岐阜の病院にいた頃、湖音波(橋本環奈さん)が診察し、中田啓介(向井理さん)に紹介した患者。
しかし亜里沙は転院後、階段から転落して亡くなっていた。
この出来事がきっかけで中田が変わってしまった可能性もあり、湖音波はずっと気にしていた。
ただ、病院の事務局長・鷹山勲(大谷亮平さん)は、この件を掘り下げることを強く嫌がっている。
その理由も今回明らかになる。
鷹山は厚労省に戻る話を狙っていて、今問題が起きることを恐れているのだ。
医療の未来を理由に、真実を止めようとする構図がかなり不穏だった。
紹介状が届いていなかったという衝撃
院長の大河原嗣子(大塚寧々さん)は中田の様子を心配していた。
亜里沙の手術以来、中田が執刀していないことに気付いていたのだ。
そこで湖音波(橋本環奈さん)は、当時の研修医だった小田桐(八木勇征さん)を訪ねる。
最初は何も話さない小田桐。
しかし後日、連絡が入り真実が明らかになる。
湖音波が書いた紹介状を、小田桐は見ていなかったという。
早急な治療が必要だとは知らず、検査を続けていた。
その後、視野障害の可能性に気付いたものの確信が持てなかった。
そして亜里沙が転落して亡くなってしまった。
「もしあのとき伝えていれば…」
この後悔がきっかけで、小田桐は脳神経外科医を続けられなくなっていた。
ラストに浮かぶ紹介状偽造の疑惑
話を聞いた湖音波(橋本環奈さん)は
「この話、このままでは終わらせません」
と決意を口にする。
その後、大河原院長は中田啓介(向井理さん)を呼び出す。
そして突きつけたのが紹介状偽造の疑惑。
ただ、それ以上に気になるのが中田の体調。
明らかに無理をしている様子で、手も震えている。
この状況、真相がまだ隠されている感じが強い。
まとめ
第9話は医療現場の覚悟が描かれた回だった。
飯塚(葉山奨之さん)の「しんどい」という言葉の本当の意味が分かる場面は、医師の苦しさと責任を強く感じる内容。
そしてもう一つの軸である亜里沙(湯山新菜さん)の出来事も大きく動いた。
紹介状が届いていなかったという事実、さらに偽造疑惑まで浮上。
中田啓介(向井理さん)が何を抱えているのか。
湖音波(橋本環奈さん)が追う真相がどこに繋がるのか、かなり気になる終わり方だった。
(ゆめのん)

