高木(間宮祥太朗さん)と園子(新木優子さん)が真相に近づくほど、空気の重さが増していく感じがして、第6話は序盤から妙に心がざわついた。
園子の名前が思いもよらない形で晒されて、呼吸が浅くなるくらいの展開が続いて、見てる側の感情が置き去りになるほど。
そのうえで小林紗季(藤間爽子さん)が絡む流れが一気に深くなって、雨の匂いまで感じそうなほど刺さってきた。
静かに進むのに、心の中はずっとざわざわしていて、気がつけば肩に力が入ってた。
園子(新木優子さん)へのバッシングと、逃げ場のなさが押し寄せる
ライバル誌に「美人すぎる記者 猿橋園子 連続殺人犯疑惑!?」なんて見出しが踊った瞬間、胸の中がザッと冷えるような感覚だった。
園子(新木優子さん)がやっていないってわかっているのに、世間の視線って簡単に残酷になるし、匿名の言葉が容赦なくぶつかってくる。
仕事も人間関係も全部がひっくり返る勢いで、園子が受け止めきれないほどの不安が画面越しにも伝わる。
そこに高木(間宮祥太朗さん)や小山(森本慎太郎さん)まで巻き込まれそうになるって話が出て、守るものが多すぎて息が詰まった。
「反論記事を書かない」という園子の決断が、弱さじゃなくて覚悟に見えるところが刺さる。
小林紗季(藤間爽子さん)の“優しさ”の裏にあった違和感
園子をかばう小林(藤間爽子さん)の姿は、一見すると優しい同級生そのもので、怒る顔にも本気の心配が滲んでいた。
でも東雲(深川麻衣さん)が「園子の中傷記事を流したのは小林だった」と明かす流れで、一瞬で空気が反転する。
あの穏やかな声の奥に、積もり続けてきた何かが潜んでいたんだと思うと、胸がざわつくどころじゃなくて痛む。
園子が信じて寄りかかった場所が、実は一番危うい場所だったっていう残酷さが、静かに襲ってくる回だった。
ただ責めるだけじゃなく、小林の中にある“揺れ”や“埋まらない痛み”が見える瞬間があって、余計に切なくなる。
雨の墓前で明かされた真実と、小林の叫び
雨の中、小林の弟の墓前で、彼女が震える声で語った真実。
大学サッカー部の薬物疑惑の記事を園子が書いたことで、弟が自ら命を絶った——その告白は重すぎて、画面の色まで暗く見えた。
園子が「私はただ記事にしただけ」と言った時、言葉が空中で冷たく落ちるような感覚があって、小林の「全部、あんたのせい!」という叫びは、痛みそのものだった。
刃物を手にして「私は正しいことをする」と迫った瞬間、小林の中の正義と苦しみがぐちゃっと絡まって、見ているこちらも息が詰まるほど。
でも高木らの顔が浮かんで手を下せず、雨の中で泣き崩れる姿は、怒りよりも深い孤独がにじんでいて胸が締めつけられた。
相合い傘の伏線が雨のシーンで静かに回収される
そこへ高木(間宮祥太朗さん)が駆けつけ、泣きじゃくる小林の頭上にそっと傘を差す。
攻撃でも説得でもなく、ただ静かに寄り添うような仕草で、言葉よりも優しい何かが伝わってくる瞬間だった。
冒頭で描かれた、小学生の頃の“小林が見た相合い傘の落書き”の切ない表情がここに重なって、気づけばじわっと涙腺がゆるむ。
SNSで「ここで相合い傘か…」「伏線回収えぐい」「委員長切なすぎる」って声が並んだのも納得すぎる。
願っても届かなかったものが、形を変えて返ってくるみたいな痛くて優しいシーンだった。
まとめ
第6話は、ただ事件が進むだけじゃなくて、人の弱さや後悔、正しさの形がぶつかり合う回だった。
園子(新木優子さん)の覚悟、小林(藤間爽子さん)の積もりすぎた痛み、高木(間宮祥太朗さん)の静かな優しさ。
雨の中で崩れ落ちる心と、傘の下に生まれた一瞬の救いが強く残る。
見終わった後も胸がじんと熱いままで、簡単に整理できない気持ちがずっと揺れていた。
(みかんてぃ)

