第4話、静かに始まったのに、最後の5分で全部ひっくり返された。
高木将(間宮祥太朗さん)と猿橋園子(新木優子さん)のコンビが完全に板についてきたと思ったら、まさかの“スナック常連=刑事”展開。
このドラマ、油断したら一瞬で背筋が冷える。
ラブも友情も信頼も、全部ミステリーの罠みたいに揺らいでくる。
“森のクマさん”の替え歌が再び動き出す
今回のターゲットは、“ちょんまげ”こと羽立太輔(森優作さん)。
22年前の絵に描かれていた侍姿が、まさかこんな形で繋がるとは。
「刺されるのかもしれない」という恐怖と、「もう殺されてもいい」という諦めが、羽立のセリフからにじみ出てた。
包丁を園子(新木優子さん)に差し出して「遠慮しないで」と言うシーン、息が止まるほど静かだった。
森優作さんの“ひきこもりの絶望”がリアルすぎて、画面の温度が一気に下がった気がした。
一方で高木(間宮祥太朗さん)は、ただの推理役じゃなく、“人の心に踏み込む人間”になってる。
カンタローの最期、見たくなかったのに見てしまった
桜井幹太(工藤阿須加さん)の最期のシーン。
「怖過ぎて眠れない」ってSNSの声、ほんとその通り。
あんなに温かい存在だったのに、最後の表情が頭から離れない。
何かを訴えるような目、助けを求めてたのか、それとも何かを見てしまったのか。
このドラマ、ホラーじゃないのに“心霊的な恐怖”がある。
間宮祥太朗さんの叫びも、ただのリアクションじゃなく、過去と現在を結ぶ叫びに聞こえた。
7人目の存在、そして“記憶のズレ”が鍵に
子ども時代の回想、確かに“もう1人いた”感があった。
「森のクマさん」の替え歌が6人なのに、映像では7つの影が揺れてたように見えたのも気になる。
ターボーの記憶違い、先生の息子説、兄弟説…。
ネットの考察がどんどん深くなってて、まるで視聴者全員が捜査会議してるみたい。
この“誰もがちょっとずつ記憶を違えている”構造、此元和津也作品ばりの緻密さを感じる。
「7人目=クマ」って仮説、今後の展開で確実に何か掴むはず。
まさかの宇都見刑事(木村昴さん)登場で世界がひっくり返る
スナック「イマクニ」の常連だった宇都見啓(木村昴さん)が、まさかの刑事だった展開。
一瞬、時が止まった。
あの豪快な笑い方が全部“カモフラージュ”だったなんて。
「ラストの刑事・キムスバがカッコ良かった」ってSNSの声、多分全員同じ感情。
一気に作品の“裏の構造”が見えた瞬間だった。
もしかして、イマクニ自体が“張り込み場所”だったのかも?
戸塚純貴さん演じる記者との繋がりも気になるし、この刑事登場で一気に盤面が変わった感じ。
間宮×新木のバディ感が最高潮
高木(間宮祥太朗さん)と園子(新木優子さん)、もう完全に“ただの同級生”じゃない。
言葉のやり取りひとつひとつが深くて、相手を探りながらも信頼してる空気。
園子の冷静さと高木の情熱、そのバランスがたまらない。
2人で羽立を訪ねるシーンの会話も、緊張感と優しさが共存してた。
「良いこと悪いこと」のタイトルみたいに、2人の関係も“正義と共犯”の間で揺れてる。
まとめ
第4話は、心の静けさと衝撃の両方が押し寄せた回だった。
羽立(森優作さん)の叫びも、カンタロー(工藤阿須加さん)の最期も、すべてが“22年前の罪”に繋がっていく感じがして怖い。
でも一番の衝撃は、宇都見刑事(木村昴さん)の正体。
間宮祥太朗さんと新木優子さんのコンビが事件に近づくほど、何かが壊れていく。
“良いこと”と“悪いこと”、その境目が見えなくなってきた第4話だった。
(りりたん)
