夜の街のシーン、空気が一気に変わる
冒頭のえぐちよ(山下リオさん)の場面、もう最初から胸がぎゅっとなる感じ。
「きれいだね」って言葉が、こんなにも追い詰める音に聞こえる演出、かなり刺さった…。
走って、立ち止まって、声にならない叫びをあげるあの瞬間、セリフ少ないのに感情が全部伝わってきて、画面から目離せなかった。
このドラマ、街の使い方が毎回うまいけど、今回は特に“横浜の夜”が感情と直結してて、余韻が重たいタイプのやつ。
「この世界は美しいものに優しすぎる」の破壊力
えぐちよが残した言葉、短いのに意味が深すぎて、ずっと頭に残る。
褒め言葉と期待と視線が、全部セットで押し寄せてくる世界にいる人のしんどさが、この一文に詰まってる感じ。
ロン(大西流星さん)がその言葉を見つめる表情もまた良くて、ただの捜索じゃなくて、気持ちごと探しに行ってるのが伝わってくる。
事件というより、感情の迷子を探してる回って印象が強かった。
インフルエンサー仲間たちの距離感がリアルすぎる
奈々(あかせあかりさん)とかマチルダ(金子きょんちぃさん)とか、みんなそれぞれ心配してるはずなのに、どこか線を引いてる感じがリアル。
近いようで近づききれない関係性、SNSでつながってる分だけ余計に本音が見えにくい空気があって、そこがちょっと苦しかった。
BB(板橋駿谷さん)の存在もいいアクセントで、ラップユニットの話とか軽そうなのに、ちゃんと物語の重さとつながってくるのが上手。
誰も悪くないのに、誰も完全には踏み込めない感じ、現代っぽさ全開で刺さる…。
ヒナの笑顔が、だんだん切なく見えてくる
依頼人のヒナ(平祐奈さん)、最初は明るくて素直で、ただ友だちを心配してる子って印象だったのに、
話が進むにつれて、その笑顔の裏にあるものがじわじわ見えてきて、気づいたら見方が変わってた。
欽太(原嘉孝さん)がヒナの家を訪ねる場面も、派手な展開じゃないのに、空気がピンと張りつめてて印象に残る。
守りたい人が誰なのか、その答えが一つじゃない感じが、この回の切なさを強くしてた気がする…。
虚像と真実、その境目がいちばん怖い
SNSで見えてる姿と、実際の心の距離、そのギャップがテーマとしてずっと流れてる回だった。
フォロワーの数とか、いいねの量とか、数字で評価される世界にいる人の孤独が、静かに描かれてて重たい。
誰かに見られてるほど、誰にも本当のこと言えなくなる感じ、分かる気がして余計につらい。
ビターな余韻って紹介文にあったけど、本当にその通りで、甘さゼロなのに心に残り続けるタイプの終わり方だった…。
全体的に、ミステリーというより感情のドキュメンタリーみたいな回で、派手さはないけど心にずっと残る。
あの場面の静けさとか、まさかあの人がそんな立場で関わってくるとは…って思う瞬間とか、見た人だけが分かるポイントがちゃんと用意されてて、かなり大人っぽい第3話だった。

