最初は本当に穏やかで、少人数だけど温かい結婚式の空気がちゃんと伝わってくる始まり方。
和臣(藤井流星さん)と沙也香(井桁弘恵さん)の並びもすごく柔らかくて、このまま幸せムードで進むのかなって一瞬思ってしまう。
友人たちや家族の表情も自然で、作られた感じがしないから、余計にこの時間が大事に見えてくる。
だからこそ、空気が切り替わる瞬間の落差がとにかく大きい。
あの出来事で、全部の色が変わる
披露宴のシーン、音楽と拍手が混ざる中で、突然訪れる異変が本当に怖い。
さっきまでの祝福ムードが一気に消えて、会場の空気が凍る感じが画面越しでも伝わってくる。
誰がどう動いているかよりも、全体がパニックに包まれていく流れがリアルで、見てて息詰まる。
あの瞬間を境に、この物語がただの恋愛ドラマじゃないってはっきり分かる構成になってるのが強い。
落ち着いている人ほど、逆に怖く見える
混乱する和臣(藤井流星さん)と対照的に、妙に冷静な香(松下由樹さん)の存在がすごく印象に残る。
優しい言葉をかけているはずなのに、その落ち着き方が逆に不穏で、画面の空気がずっと重たい。
正しいことを言っているようで、どこか噛み合ってない感じがして、見てる側の不安をずっと煽ってくる。
この人の立ち位置、絶対あとから効いてくるやつだって思わされる雰囲気がすでにある。
式場にいた全員が、何かを抱えていそうな感じ
友人たちの表情や反応も、それぞれ違っていて、ただの参列者じゃ終わらなそうな空気がある。
何気ない視線とか、立ち位置とか、後から意味が出てきそうなカットがさりげなく入ってるのが気になる。
特に蒼玉(七五三掛龍也さん)の視点はちょっと特殊で、最初からこの場に違和感を持っている感じがあるのが印象的。
その感覚が後半につながっていく流れ、かなりゾクっとする作り方だった。
幸せのスタート地点が、そのまま疑念の入口になる
新居になるはずだった場所でのシーン、空間は静かなのに気持ちは全然落ち着かなくて、ずっと張りつめてる。
幸せになるはずだった場所が、一気に不安と恐怖の場所に変わる感覚がきつい。
ここで投げ込まれる一言が、物語の方向を一気に別のジャンルに引っ張っていく感じで、背中がぞわっとする。
祝福から疑念へ、安心から恐怖へ、その切り替えがあまりにも早くて、感情が追いつかないまま終わる第1話だった。
全体的に静かな演出なのに、ずっと緊張感が抜けなくて、心が休まる場面がほとんどない。
優しそうなタイトルとのギャップも含めて、最初からかなり強い印象を残してくるスタートだった。

