『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』第1話/金田哲さん、まさかの“ヘタレ巡査部長”で話題沸騰(感想)(ネタバレがあります)

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シリーズ5作目にして、新章“DICT編”が開幕。
沢口靖子さん演じる井沢班長(※本作では彼女が中心人物として登場)が率いるチームに、まさかの金田哲さんが加入。
元・公安の掛川啓(かけがわ・けい)として登場した瞬間、空気が一気に柔らかくなった。
ただのギャグ要員かと思いきや、ヘタレと優秀さのバランスが神。
笑えるのに、ちゃんと“絶対零度”の緊張感を壊さない演技力にびっくり。

DICT(ディクト)編、時代に合いすぎる情報戦のスリル

今作の舞台は「情報犯罪特命対策室」、通称・DICT。
特殊詐欺、サイバーテロ、トクリュウ(匿名・流動型犯罪)といった現代的な事件を扱うチーム。
デジタル画面の奥にある“人間の悪意”を追うスピード感が新鮮だった。
沢口靖子さんの冷静沈着な佇まいに、デジタルの冷たさが重なって妙にリアル。
シリーズらしい人間ドラマも健在で、情報化社会の“見えない犯人”との戦いが、ちゃんと心に刺さる構成だった。
静と動のバランスが完璧。

掛川啓(金田哲さん)、ヘタレなのに愛される巡査部長

登場シーンからキャラが強い。
軽口叩いてるのに、現場ではまさかの“ドア押し負け事件”。
「痛っ!」って素で言っちゃうのがリアルすぎて笑う。
公安出身なのにフィジカル弱め、でも根はまじめ。
部下の南方(一ノ瀬颯さん)にマウント取られても怒れない感じ、絶妙に哀愁ある。
「悪かったな、ヒョロくて!」のくだり、完全に金田さんの間(ま)の勝利。
笑いながら“現場のリアリティ”を保つの、実は相当難しい。
芸人出身だからこそのリズム感が、刑事ドラマで活きてた。

南方(一ノ瀬颯さん)とのバディ感が最高に新鮮

若手の南方は、完全に“今どきの警察官”。
冷静でスマート、掛川をちょっとナメてる感じがリアルでおもしろい。
「想定内なんで!」のセリフが軽やかすぎて、空気が一瞬凍るの最高。
だけど、実はちゃんと先輩を見てるんだよね。
失敗をフォローしながらも、どこかで信頼してる。
二人のテンポが絶妙で、掛け合いがコントっぽくもあり、刑事ドラマ的でもある。
このコンビ、今後も成長していく予感しかしない。

SNSでは「金田さん上手すぎる!」の嵐

放送後、「金田弱すぎるw」「掛川さん可愛すぎ」「バイプレイヤーとしての金田最高」など称賛の声が続出。
「金田と颯くんの関係性良すぎ」「金田哲、俳優として覚醒してる」ってコメントも多かった。
コメディ畑から刑事ドラマへスムーズに馴染むの、並大抵じゃない。
しかも浮かずに馴染んでるのがすごい。
“お笑い×捜査班”の化学反応、これからの武器になりそう。

まとめ

第1話は、“デジタル犯罪”のリアリティと、“人間くささ”の融合が見事だった。
沢口靖子さんの安定感の中に、金田哲さんの意外性が加わって、チームのバランスが一気に豊かになった感じ。
掛川のヘタレさも、南方のクールさも、全部“DICT”の現実っぽさを際立たせてた。
次回、どんなサイバー事件が待ってても、きっと笑いと緊張のギリギリを攻めてくれるはず。
“絶対零度”なのに、心はちょっとあったかい。
(みかんてぃ)