第6話、静かに始まったのに終盤で一気に息をのんだ。
二宮奈美(沢口靖子さん)がオンライン潜入する展開、ちょっとしたタイピングの手つきまで刑事の勘が光ってて、さすがの貫禄。
最初は地味な捜査だったのに、最後の“真犯人=息子”の流れが完全に裏切ってきた。
このシリーズ、やっぱり一筋縄じゃいかない。
奈美(沢口靖子さん)の潜入、冷静なのに熱い
今回は“宗教法人ルミナス会”の教祖を追うオンライン潜入捜査。
動画で「大災厄が来る」と煽る教祖・黒澤道文(今井清隆さん)を追い詰めるため、奈美(沢口靖子さん)は信者のふりをしてSNSに潜入。
一見明るく天然っぽい奈美が、裏では冷静に分析してるギャップが最高。
タイムラインを追いながら、信者同士の裏アカを見抜く瞬間のスピード感、まさに“情報戦の女王”。
長年の刑事経験がデジタル時代にぴったりハマってる感じがゾクゾクした。
DICTのチームワークが最高すぎた
今回もDICTメンバーの掛け合いが絶妙。
山内(横山裕さん)は現場の嗅覚で白骨遺体を掘り当てるし、南方(一ノ瀬颯さん)と掛川(金田哲さん)の潜入コンビは軽妙でテンポがいい。
清水(黒島結菜さん)のハッキング技術も冴えてて、裏アカの特定シーンは鳥肌レベル。
全員が違う角度から真実に迫っていく感じが気持ちよくハマってた。
DICTってただの捜査班じゃなくて、信頼で繋がった“情報のプロ集団”って感じがした。
信者の証言とオフ会潜入、地味なのに緊迫感MAX
オフ会のシーン、カフェの小さなテーブル越しに交わされる会話が地味なのに怖かった。
表向きは“信仰の集まり”なのに、裏では監視と洗脳が進んでる。
不満を漏らしただけで「裁きを受けた」と言われる空気、宗教サスペンスのリアルそのもの。
小泉真紀(羽柴志織さん)の“裏切り者”発言が出た瞬間、流れが一気に変わった。
奈美(沢口靖子さん)が信者たちを観察しながら、静かに息を潜める表情、あの目の動きだけで全部伝わる。
教祖・黒澤道文(今井清隆さん)と息子・聡(市川知宏さん)の悲劇
後半、まさかの展開。
奈美が道文と会う約束をする直前、電話の声で「これ本物じゃない」って気づくあたり、さすが刑事の直感。
そのあと白骨遺体の身元が“道文本人”だったと判明する瞬間、背筋がゾワッとした。
つまり、今まで動画を投稿していた“教祖”は息子の聡(市川知宏さん)。
父を殺し、その名を使って教団を潰そうとしてたなんて、悲劇と狂気が混ざりすぎてる。
「父を越えるためじゃなく、終わらせたかった」——聡の心情が見える気がして切なかった。
SNSの反応、“息子だったのか”の衝撃
放送後、SNSは完全に騒然。
「教祖が息子に殺されてたの衝撃」「あの動画、全部息子だったとか怖すぎ」「真相が深すぎてゾッとした」ってコメントが溢れた。
誰もが“道文=黒幕”だと思ってたから、真逆の展開で一気に持っていかれた感じ。
シリーズ5に入ってもこの緊張感を保つの、本当にすごい。
沢口靖子さんの柔らかさの中にある“芯の強さ”が、この物語を支えてるのがよくわかる回だった。
まとめ
第6話は、“情報の嘘と真実”がテーマの神回だった。
二宮奈美(沢口靖子さん)の冷静な潜入、DICTメンバーの連携、そして教祖親子の悲劇——全部がひとつに収束してて完成度が高すぎた。
息子が父の名を使って罪を終わらせようとした構図が切なすぎて、余韻が長い。
最後まで冷静な奈美の表情に、彼女なりの“祈り”を感じた。
静かな終幕なのに、心の奥がずっとざわつく。
(ゆめのん)

