『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』第3話、峯岸みなみの熱演と齊藤京子の“二重の顔”(感想)(ネタバレがあります)

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第3話は、これまで以上に息をのむ展開だった。
玲子(水野美紀さん)=レイコ(齊藤京子さん)の復讐が、一線を越えて“人間の闇”に踏み込んでいく。
そして、ママ友・理佐子(峯岸みなみさん)が崩壊していく姿に、画面越しでも震えた。
峯岸さんの迫力ある演技と、齊藤京子さんの狂気を含んだ静けさ。
光と闇がせめぎ合う、緊迫の一話だった。

復讐の第2章、理佐子編スタート

第1話・第2話で恵美(小林きな子さん)を破滅に追い込んだレイコ。
今回は、娘・優奈(大友花恋さん)をいじめていた2人目の標的・理佐子(峯岸みなみさん)に照準を合わせる。
理佐子は息子を名門「光蘭学園」に入れようと必死な教育ママ。
“学歴こそが人生を決める”という価値観に縛られ、周囲にも攻撃的だった。
優奈が「子どもを伸び伸び育てたい」と語っただけで、理佐子は嫉妬と敵意を爆発させた――その歪んだ感情が、娘の死の引き金となっていた。
その理佐子を、レイコは見事なまでに“社会的に”破滅へ導く。

レイコの策略と恐ろしいほどの冷静さ

レイコは、理佐子の弱点である“教育への執着”を徹底的に突く。
裏口入学のために主婦売春を持ちかけるように誘導するという、まさに心理戦。
すべては彼女のシナリオ通りに進む。
理事長に激怒され、夫にも見放され、理佐子の人生は音を立てて崩れていく。
復讐の矢が的確に刺さるたび、見ている側の胸もざわつく。
齊藤京子さん演じるレイコの表情は一切揺らがず、冷徹で、でもどこか痛々しい。
「娘を殺した者を裁く」――その信念が、もはや彼女を“人間”から“復讐装置”へ変えていくように見えた。

峯岸みなみさん、鬼気迫る崩壊演技

理佐子が崩れていく過程を演じた峯岸みなみさん。
怒り、焦り、恐怖、そして絶望――感情のグラデーションが見事だった。
“元AKB48”のアイドルというイメージを完全に脱ぎ捨て、母親としての狂気を表現していた。
SNSでも「峯岸さん、怖すぎ」「本気の演技に鳥肌」「この役をここまでやれるのすごい」と絶賛の嵐。
優雅で強がっていた理佐子が、崩れ落ちて泣き叫ぶ姿は、本作の中でも屈指の名シーンだった。

齊藤京子×水野美紀、二人の“二重構造”が深まる

今回も、齊藤京子さんと水野美紀さんの“二人一役”演出が鮮やかだった。
表では25歳のレイコとして、裏では55歳の玲子としての人格が顔を出す。
特に、成瀬(白岩瑠姫さん)の前でだけ“水野美紀のしゃべり方”になる瞬間――鳥肌が立った。
齊藤さんが声のトーンや間の取り方を変えて、玲子の魂を感じさせる。
「整形で若返る」という設定が、単なる復讐のための変身ではなく、“母の意志の継承”に変わっていくようだった。

謎の外科医・成瀬(白岩瑠姫)の存在感

“闇医者”でありながら、不思議と安心感を与える成瀬先生。
冷酷な世界で、彼だけがどこか柔らかい。
SNSでも「成瀬先生が出てくると空気が変わる」「闇医者なのに癒しキャラ」と話題。
白岩瑠姫さんの柔らかな表情と抑えたトーンが、作品に絶妙なバランスを与えている。
彼の正体――そしてレイコとの関係がどんな運命を持つのか、今後の鍵になりそうだ。

SNSの反響と視聴者の声

放送後は「峯岸みなみの鬼気迫る演技に圧倒された」「齊藤京子の冷たさがリアル」「元アイドル同士の共演がエモい」といった感想で大盛り上がり。
また、「齊藤京子が水野美紀のしゃべり方を再現していてすごい」「京子ちゃんの演技が進化してる」と演技面での称賛も多かった。
復讐の快感と苦しみ、どちらも描くこのドラマの深みが、確実に視聴者を惹き込んでいる。

まとめ

第3話は、理佐子編のクライマックスにふさわしい濃密な一話だった。
峯岸みなみさんの鬼気迫る演技、齊藤京子さんの冷静な狂気、そして水野美紀さんの存在感。
それぞれの感情が激しくぶつかり、静かに燃える復讐劇だった。
「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」――この問いの答えは、まだ出ない。
ただひとつ確かなのは、レイコの復讐が、もう後戻りできない場所まで来ているということ。
次回、さらなるターゲットとの対峙が待っている。心して見届けたい。
(りりたん)

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