転職沼で迷子な薫(波瑠さん)と、カリスマ社長の茉海恵(川栄李奈さん)がズブズブに交わす“ニセママ”契約、初回から心拍数あがった。
いろは(池村碧彩ちゃん)のキラキラした目に刺さるし、数学の話で一瞬にして距離がゼロになる感じ、めっちゃ刺客。
ラストの「私が面接に行きます」で涙腺ふっとび、頭の中に拍手が鳴った。
友情とか覚悟とか、温度差じゃなく熱量で押してくるタイプのやつ。
禁断の契約が生まれる瞬間、空気がキリッと変わった
「母親のフリ、お願いできる?」――茉海恵(川栄李奈さん)が切り出した時の張り詰めた空気、画面越しにも肌で感じるレベル。
最初は全力拒否の薫(波瑠さん)なんだけど、いろは(池村碧彩ちゃん)が夢を諦めかけてポロッと零す涙、そこに重なるママのごめんね、で一気にスイッチ入るのしんどいくらい綺麗。
「私が面接に行きます」って真っ直ぐ差し出す手、ヒロインがヒーローに見える逆転の美学。
家族って血縁だけじゃない、って言葉がふっと背中から押してくる。
禁断だけど、だからこそ守りたいって気持ちがじわじわ伝染した。
薫(波瑠さん)の挫折と再起、数式より正確な優しさ
東大卒&元商社の輝かしい肩書きが、転職市場では逆に重い枷になっている今の薫。
バリバリやってたのに居場所が定まらない苦しさ、めっちゃリアル。
そんな薫が家庭教師初日に見せた“教える喜び”の表情、「それ、発想いい!」って褒める声のトーンが柔らかくて刺さる。
いろは(池村碧彩ちゃん)と数学でハイタッチする瞬間、孤独のベクトルが同じ方向にピタッとそろう感じが尊い。
履歴書じゃ測れない価値を、目の前の子の成長で証明していく流れに胸が温かくなる。
無理に強がらない薫の人間らしさ、好き。
茉海恵(川栄李奈さん)の“社長”と“母”、二つの顔の涙がリアル
バズと炎上が仕事も家庭も一瞬で飲み込む怖さ、茉海恵の立場だと尚更キツい。
上場前で情報管理も世間の目もエグいのに、娘の夢も守りたいって相反する願い。
あの「諦めようか」の一言、声が少し震えてたの、心に残った。
強いだけじゃない社長像、弱さを見せる度に人間味が増す。
薫(波瑠さん)へ“信じて預ける”決断も、ただの依頼じゃなく、プライドと愛情の配分を必死で整えた結果に見えた。
涙の理由が立場ごとに違うの、丁寧すぎ。
母の顔に戻る瞬間の表情、ほんとエモ。
いろは(池村碧彩ちゃん)の夢がまぶしい。“推し”で走れる子は強い
「同じ学校に行きたい」って語るいろは、可愛いだけじゃなくロジカル。
数学の問題を解くテンポ、集中モードへの入り方、天才児の空気感がちゃんと映ってた。
“推し”の女性宇宙飛行士に触発される動機も最高で、子どもの夢の原点ってこうだよねって共感。
落ち込みからの立ち直りも早くて、涙の後に深呼吸して前を向けるの、見てるこっちも姿勢を正したくなる。
薫(波瑠さん)がその背中をそっと支える距離感、甘やかしじゃなく伴走。
小さな手と大きな覚悟の対比がずっと画面に残る。
気になる周辺人物たち、物語の“影”が動き出しそう
第1話はトリオの温度が主役だけど、黒木竜馬(向井康二さん)や佐々木智也(中村蒼さん)といったサイドの存在も今後のキーになりそうな雰囲気。
会社サイド、受験界隈、SNSの世論――どこに波紋が広がってもおかしくない配置で、誰が味方で誰が試練になるのか、静かな伏線の置き方がニクい。
ちょっとした視線や一言が意味深で、「え、そこ繋がる?」って想像が止まらない。
物語の地図がまだ白い部分だらけだからこそ、次にどの道が色づくのかワクワクが増幅した。
まとめ
第1話は、“偽り”を合言葉にしながら本音でぶつかる人たちの話だった。
ルールはアウトでも、気持ちは真っ向勝負。
薫(波瑠さん)の差し出す勇気、茉海恵(川栄李奈さん)の揺れる覚悟、いろは(池村碧彩ちゃん)の真っ直ぐな夢、その三角形がちゃんと支え合ってるのが沁みた。
次に何が起きても、この三人の温度がある限り大丈夫って思わせてくれる強さがある。
ラストの一歩が、物語のスタートラインにビシッと線を引いた感じ。
続き、胸張って待てる。
(こころん)