『じゃあ、あんたが作ってみろよ』、第3話の恋も料理も味が濃すぎた(感想)(ネタバレがあります)

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第3話、甘い匂いの裏でちょっと焦げたみたいな展開だった。
山岸鮎美(夏帆さん)の恋も、海老原勝男(竹内涼真さん)のプライドも、火加減が難しすぎる。
見てるこっちの心もぐつぐつ煮えてる感じ。
笑えるのに、胸の奥がチクってする。
恋も料理も、レシピ通りにはいかないんだなって思った。

勝男(竹内涼真さん)のマッチングアプリ地獄、開始早々カオス

鮎美(夏帆さん)とミナト(青木柚さん)が抱き合うのを見てショックを受けた勝男(竹内涼真さん)。
その反動で、白崎(前原瑞樹さん)たちにマッチングアプリ登録を強要されるの、まじでノリが大学生。
無理矢理立ち直ろうとしてる姿が、痛々しいけどちょっと可愛い。
そして出会ったのが椿(中条あやみさん)。
おしとやかどころか、テンション高めでリードしまくり。
勝男の動揺っぷりが愛おしい。
“お家デートでおでん作る”っていう渋いチョイスも、なんか彼らしい。
気合いの方向、毎回ズレてて癒される。

鮎美(夏帆さん)とミナト(青木柚さん)のデート、かわいいのにモヤる

一方で、鮎美(夏帆さん)はミナト(青木柚さん)とデート。
スイーツ食べて笑って、手をつないで。
一見、幸せそう。
でも、鮎美の顔にほんの少し影がある。
「早く告白してほしい」って気持ちが前に出すぎて、空回りしてる。
ミナトの無邪気さが逆に怖く見える瞬間もあった。
かわいい笑顔の裏に、何かを隠してるような。
視聴者の「やっぱりミナトくんそういう…?」ってざわめき、めっちゃわかる。

再会の夜、バーで交わる過去と現在

再会した鮎美から「新しい彼氏できた」と聞かされる勝男(竹内涼真さん)。
その後、椿(中条あやみさん)に連れられて行ったバーでミナトを目撃。
もう修羅場の予感しかしない。
しかも太平(楽駆さん)と渚(サーヤさん)の会話で、ミナトに元カノが複数いることが明らかに。
その瞬間の勝男の表情が、まるで“鍋のフタ開けたら焦げてた”みたいな絶望感。
全部が偶然じゃなく、脚本の温度調整が完璧すぎた。

ラストの“幸せな食卓”に漂う不穏な香り

ラスト、鮎美(夏帆さん)が食事を用意してミナトを待つシーン。
光のトーンもBGMもやさしくて、「やっと幸せになれるのかも」って思った。
でも、カメラが少し引いた瞬間、空気が変わる。
静かすぎる幸福って、なんか怖い。
鍋の蓋の向こうで、次のトラブルが煮えてる気がしてならない。
SNSでも「不穏」「幸せなのに怖い」って声が多かったけど、ほんとその通り。
このドラマ、“恋のスパイス”が刺激強め。

料理×恋愛のテーマがリアルすぎる

「料理は愛情」って言葉、鮎美(夏帆さん)には呪いだった。
恋人のために作って、自分を見失って、それでもまた台所に立つ。
そんな彼女の姿に、思わず「もう頑張らなくていいよ」って言いたくなる。
一方で勝男(竹内涼真さん)は、“男の常識”を壊されながら成長していく最中。
この2人、真逆なのに似てる。
食材みたいにぶつかりながら、少しずつ混ざっていく感じ。
台詞の一つひとつが、ちゃんと人生の味になってた。

まとめ

第3話は、恋の味見で泣き笑いする回だった。
鮎美(夏帆さん)は幸せを信じたいのに、ミナト(青木柚さん)の影が濃くなってる。
勝男(竹内涼真さん)は不器用なまま、ようやく“誰かのために作る”意味を見つけようとしてる。
笑えて切なくて、お腹も心も満たされるのに、最後の余韻が苦い。
このドラマ、料理より恋愛の火加減が難しすぎる。
次回、焦げるのか、ちょうど良く煮えるのか。
(さくらん)

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