7月14日スタートのドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』を観て、正直めちゃくちゃ衝撃を受けた。
学校って、自分にとっては「思い出すのもしんどい場所」だったけど、このドラマを観て初めて「そういう見方もあるんだ」って思えたかも。
もしまだ観てない人がいたら、本当に前情報なしで観てみてほしい。
このブログは完全にネタバレありなので、未見の方はここで引き返してね。
「学校が嫌いだった人」にこそ観てほしい、そんな1話だったよ。
主人公・白鳥健治は“学校嫌い”の弁護士
今作の主人公は、スクールロイヤーの白鳥健治(磯村勇斗)。
この健治がもう、開始早々から「学校なんて悪の組織」とか言い出すからビックリ。しかもその例えが「ガイゾック」とか「ネオ・アトランティス」とか、完全にアニメオタクのそれ(笑)。
でもね、「わかる…!」って変な声出ちゃった。私自身も学校って苦手だったし、健治が感じてる違和感とか嫌悪感、めっちゃ共感できた。
彼がなぜ今さら学校に関わろうとしてるのか、その理由もすごく気になる展開だったよ。
濱ソラリス高校って名前からクセ強い
健治が派遣されるのは、共学化したばかりの濱ソラリス高校。
名前からして「法律事務所か?」ってツッコミたくなるけど、そこには問題が山積み。生徒会長も副会長も休んでるって、どんな状況?って思ったら、そこに深〜い“事件”が…。
学園ドラマっぽく始まるのに、途中から全然違う展開になって、宇宙に放り出されたみたいな気分になった。いい意味で予想を裏切られる!
「校則」って誰のためのものなんだろう
このドラマ、ただの「学園×弁護士」じゃないの。
たとえば、憲法13条の幸福追求権とか、校則に生徒は本当に従わなきゃいけないのか?みたいなテーマを、真正面からじゃなくて、あくまで自然に、でも深く扱ってくるの。
模擬裁判の場面とか、ちょっと力と支配の関係が見え隠れしててモヤッとしたけど、それも含めてすごくリアルだったな。
健治の問いかけが「答えを押しつける」のではなくて、「一緒に考えよう」ってスタンスなのがめっちゃ好き。
生徒たちのひたむきさに救われる
ラストで心がじんわりしたのが、生徒の鷹野と瑞穂のやり取り。
お互いにちゃんと胸のうちを話すことで、ふわっとだけどちゃんと“連帯”できてる感じがしたの。
あと、かえでちゃんが自由を求める理由もすごくわかるし、健治がそれをまぶしそうに見てるところ、なんかすごく良かった。
先生でも親でもなく、“弁護士”という第三者だからこそ見える視点があって、そこがこのドラマの面白いところだと思う。
まとめ
『僕達はまだその星の校則を知らない』第1話、想像以上に刺さった。
学校が嫌いだった人にも、今まさに学校と向き合ってる人にも、それぞれの立場で「考えるきっかけ」をくれるドラマ。
1話からもう一度見直したいし、何なら語り合いたいくらい。
「校則って必要?」「自由ってどこまで許されるの?」そんな問いに、自分なりの答えを探したくなる夜でした。